少女論

1.少女論   暇人大学生 置田と平井の会話


「…あのさぁ」
「なんだよ?」
「何で女の子は人気あるんだろうなぁ」
「……本当になんだよ突然」
「いやね、最近いろいろあるじゃん。女の子主体でバトってみましたとか、女の子に色々な装備させて楽しむゲームとか、そういう漫画とかフィギュアとか最近多いじゃん。男だとそういうのゴロゴロあってもあんまり人気ない事が多いのに、何で女の子にするだけで妙に人気が出るんだろうなぁと思って」
「それはお前、あれだ。少女はどんな形であれ美しいってことだよ」
「……結論になってないぞ」
「まぁ、確かにそうだ(笑)。
これは俺が思うに、日本人は少女を特別カワイィイものだと思ってる節がある。海外だと大抵大人の女性とかだろ、女神とか。でも日本は少女。人柱とか巫女とか大抵そういったの少女が多いだろ。卑弥呼だって漫画だと少女で出てきたりもする。
つまりだ、日本人は少女を神様の生まれ変わりみたいなものとして扱っているんだ。
女の子が生まれるといつも以上に祝ったりもするだろ、多分そういうことさ」
「ああ、要するにロリコンか」
「違う!」
「どうみてもロリコンにしか聞こえないぞ、その説明」
「……」
「……」
「まぁ何はともあれ、少女はどんな形であろうと美しいことになるんだと俺は思うけどな」
「またそれか」
「俺は間違ってはいないぞ。銃持ってようが体が機械だろうがメカ剥き出しだろうが男装してようが羽が生えてようがゾンビだろうが美しいものは美しい。少女はこの地球で一番美しい生命体なんだよ」
「お前が少女大好き生命体だということはよくわかった」
「少女が好きで悪いか!」
「いや、悪くはない。問題はそういうことを公衆の面前で堂々といってるお前の危ないところだが」

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